特定非営利活動法人 岩手未来機構

列車プロジェクト TRAIN PROJECT


READYFOR OF THE YEAR2014にて
コミュニティパワー賞を受賞



10月14日、東京大学内の伊藤謝恩ホールにて クラウドファンディングサイトREADYFORによる
「READYFOR OF THE YEAR 2014」の発表が行われ、
当機構のブルートレインプロジェクト「廃車となったブルートレインを岩手県岩泉に届けたい!1口車掌募集中」がコミュニティパワー部門賞に選ばれました。
今回、400を超える受賞対象となったプロジェクトの中から、大賞1件、優秀賞2件、部門賞14件、特別賞2件が受賞。「コミュニティパワー賞」は、5つある部門賞の中の一つで コミュニティの結束力を強く推進したプロジェクトに贈られる賞となります。
こうした賞を戴く事が出来ましたのも、多くの皆様に支えて戴いたお陰です。深く深く御礼申し上げます。



盾を受取り、喜びの野原副理事長  受賞プロジェクトのページはこちら 



岩手高校映画部制作の列車プロジェクトが題材の作品、優秀賞を受賞


このたび、列車プロジェクトを題材とした作品を、岩手高校映画部の皆さんが制作して下さいました。
11月5日の第37回岩手県高等学校総合文化祭放送部門大会に出品されたこの作品は優秀賞を受賞、
今後は全国大会に出品されるとの事です



ブルートレイン日本海  鉄道関連2誌に特集 

 

この秋、鉄道愛好家の皆様が愛読される2誌 鉄道友の会機関紙「RAILFAN 10月号」(9月30日発行)と、交友社刊「鉄道ファン10月号」(8月21日発売号)に相次いでブルートレイン日本海の特集記事が掲載され、全国にPRがされました。

「RAILFAN」特集記事では、”24系寝台車を使用した宿泊施設「ブルートレイン日本海」誕生”というタイトルで、美しいブルートレインの写真と共に、オープニングセレモニーに出席された鉄道友の会の関崇博専務理事の書かれたレポートが掲載されております。
また、「鉄道ファン10月号」"ブルートレイン日本海オープン”ではライター池口英司氏の岩泉線に対する愛あふれる文章が印象的です。

(注)鉄道ファン10月号は、バックナンバーとして注文購入可能ですが「RAILFAN」は鉄道友の会の機関紙で、書店での購入は出来ません。ご了承下さいませ。




「RAILFAN」「鉄道ファン」ともに、真っ青な空の下で行われたオープニングセレモニーでのテープカットの様子が掲載されております。


ブルートレイン日本海・オープニングセレモニー




2014年7月28日、ブルートレイン日本海のオープニングセレモニーが行われ、ブルートレイン最初ののお客様として26人の福島、宮城、岩泉の子供たちが招かれました。
晴天の空の下行われたセレモニーでは、この列車がオープンするまでに力を尽くした方々のスピーチが行われ、岩泉のマスコットキャラクター、龍ちゃん、泉ちゃんも一緒に、テープカットが行われました。
この列車が、沢山の方々に愛されますように、と願わずにはいられないセレモニーでした。






2015年度の営業も4月1日からスタートしています。
お問い合わせは ふれあいらんど岩泉 0194-22-5211

http://www.fureailand-iwaizumi.jp/
 
へどうぞ





ブルートレイン日本海の宿泊について、皆さまからの質問にお答えします【Q&A】

Q 一泊の宿泊料金はいくらなの?

A 「ブルートレイン日本海」がユニークなのは、1両貸切の宿泊スタイルということです。
B寝台1両が22440円、A寝台28560円で14名まで変わりません。つまり、14名で宿泊した場合、B寝台であれば1名1600円余り、A寝台は1名2040円と相当リーズナブルに泊れます。(15名を超えると1名1020円加算)
子どもたちのスポーツ合宿や、気の合った仲間の企画旅行など最適で、列車内からの眺めも秀逸です。

Q いったいどんな列車なの?

A  2012年3月17日のダイヤ改正まで大阪〜青森の寝台特急列車として使用されていた
  3両の「日本海号」です。 
  1 A寝台 オロネ24-5   生産が台数少なかった開放型A寝台。28名まで宿泊可能です。 
  2 B寝台 オハネ25-151 オハネフ25-121 両車両とも32名まで宿泊可能です。

Q 列車が置かれている ふれあいらんど岩泉ってどんなところ?

A ふれあいらんど岩泉は 岩手県沿岸の子供たちのスポーツや遊びの拠点としての様々な設備が整った場所です。 400mトラックでは陸上競技やサッカー、隣接した楽天岩泉球場では野球。スポーツ合宿や学習旅行の場として
最高のロケーションとなっています。
他にも美しいベレニアルロックガーデン、パークゴルフ場、コテージ、トレーラーハウス、子供の丘など
充実した設備となっています。http://www.fureailand-iwaizumi.jp/

Q 列車内に シャワーや洗面所、トイレはありますか?

A トイレは列車内に完備され、隣接のサニタリー棟に専用シャワー室が9室設置されています。
列車内でも簡単な洗面が出来ますが、人数が多いときはサニタリー棟をどうぞ。洗濯や炊事などの設備も整っています。また、龍泉洞そばの龍泉洞温泉ホテル、町中心部の龍泉洞ホテル愛山では日帰り入浴も出来ます。

Q 食事するところはあるの?

A 朝食・夕食はセンターハウスの中のレストラン「縁樹」にてご予約をお受け致します。宿泊予約の際にご予約下さい。「岩泉の食と農を考える女性の会」の方々の作るお料理は、とっても優しい味で、おススメです。(朝食645円 コロッケ定食650円 牛丼650円など)
また、隣接する道の駅「大地工房」では、岩泉ならではの短角牛ステーキや角煮、どんぐりラーメンなどを楽しむことができます。 道の駅には産直品も豊富ですので、バーベキューの道具を借りて地元の食材でバーベキューをしても楽しいですね。
なお、列車内での食事は基本的にご遠慮いただいております。


交通のアクセスについて

ルート1(バス)
 JR東北新幹線で盛岡駅下車、盛岡駅から岩泉・龍泉洞行きのバスに乗ります。
 時刻は 9:40 12:40 14:40 17:40 の4本です。
 バスは東口バスターミナル1番から出発。
 途中、白樺並木を楽しんだり、三田貝分校という山の中の分校を模したユニークな道の駅で休憩し
 岩泉に入るルートです。(盛岡駅から約110分)

ルート2(列車+バス)
 盛岡駅からJR山田線や三陸鉄道に乗るルートは、 時間はかかりますが 移動そのものが楽しめます。
 1 盛岡駅から山田線に乗り茂市駅下車、そこからJRバスで岩泉へ入ります。(約2時間半程度)
 2 盛岡駅〜宮古駅(JR山田線)宮古駅〜小本駅(三陸鉄道)と乗り継ぎ、小本駅で下車し バスでふれいあいラン   ドへ入るルートも楽しめます。  

ルート3(車)

 盛岡駅からレンタカーで国道455線を走っていくと約100分で岩泉に着きます。
 途中には日本一寒い場所でライダーの聖地と呼ばれる岩洞湖、早坂高原セラピーロードなどで休憩楽しみ
 岩泉へと入られてはいかがでしょうか。
 ふれあいランドから更に先に進むと小本駅。三陸の海を見ることが出来ます。




これまでの経緯

私たち岩手未来機構は、東日本大震災の直後から被災地でボランティア活動を行っていた者たちにより立ち上げられたNPO法人です。
当時、被災地では宿泊施設が津波で流され、お見舞いに訪れる親戚や友人、またボランティアの方々の宿泊場所が非常に不足している状況でした。

そういった方々の「どこかに泊るところがあれば...」といったお話を聞いた、元JR出身で寝台列車にも乗務経験のある副理事長・野原静雄が、「寝台列車であれば、大がかりな工事をしなくとも、すぐに宿泊施設として活用できるのではないか」と考え、JR東日本へお話をさせていただいたことが始まりです。

私たちは購入に至る1年前の2012年より、様々な自治体や機関へ働きかけ、折衝を積み重ねてきましたが、「自治体として事業主体になる事は難しい」、「既存のものの再建であれば復興となるが、新しく作るものは復興とならない」「地元の宿泊業者の経営を圧迫する懸念がある」「大型宿泊施設の進出」などの理由により、なかなかスムーズにお話が進みません。

紆余曲折がある中、一時は発展途上国への売却、というお話を戴いたときもありました。
でも、私たちは「被災地のために役立てて頂く」という気持ちを忘れることができませんでした。
そういった中、以前より岩泉町と関わりの深かった事務局員が、岩泉町の伊達勝身町長様へ このお話をさせていただいたところ、すぐに「その列車を視察しましょう」とのお返事をいただき、「ふれあいランド・岩泉」に設置されることで、やっとお話が進み始めたのです。

岩泉町に寄贈した理由

内陸のイメージがある岩泉町ですが、小本という海岸に面した地区が被災しており、町の皆さんは復興へ向けて、大変な努力をされていらっしゃいます。
また、この「ふれあいランド」は、以前から沿岸部(野田村、普代村、田野畑村、宮古市、山田町、大槌町)の子どもたちのスポーツ交流の場としても、大変多く活用されていた施設です。
震災後、さらにその必要性は高まり、「ふれあいランド岩泉」は、沿岸地域の子供たちが 思う存分、スポーツや遊び、自然に触れ合える場所として、その大きな役目を果たす場所となっています。

被災地復興と子供たちのため、真言宗豊山派仏教青年会様からご寄付を戴き、JR東日本様からの特別のご配慮で購入させていただいた、ブルートレイン。
たとえ 直接、被災場所に設置されなかったとしても、この列車が岩泉町に置かれ、この場所で たくさんの方々に親しんでいただくことは、長い目で見た被災地復興に必ず繋がるはずです。そしてそれは、子供たちへ夢を与えたい、という私たちの理念にも沿うものであると私たちは考えています。


東北で唯一の列車ホテルへ

岩手県では以前、小岩井農場のSLホテルが有名でしたが、このSLホテルが2008年11月に休業したことをもって、現在 日本にはSLホテルは存在していません。また、列車を宿泊施設として活用している例は 全国では5件、
中でも寝台列車(ブルートレイン)を使用した宿泊施設は 2軒のみとなっています。
そのため 岩泉町で このブルートレイン日本海号が宿泊施設となった場合は、寝台列車を使用した「東北唯一」「東日本唯一」の宿泊施設ということになります。



さいごに


私たちは、この列車に多くの方々が訪れ、子供たちに親しまれ、夢を与えるものとなることを願いながら、ずっと活動を続けて参りました。
この列車が岩泉に設置されることは、必ずや沿岸地域の子供たちに大きく役立つこととなるはずです。
また、岩手未来機構はこれまで、岩手、宮城、福島の沢山の子供たちとワークショップを開催してきました。
そしてその中で、福島の子供さんたちが、外で遊ぶことができない、土いじりすることができない、というお話も ずっと伺ってまいりました。
もし、このブルートレインが開業したら、出来るだけ多くの福島の子供たちを招待したい。福島の子供さんたちが、自然豊かな岩泉町で思いっきり遊べるように。
そして、岩手の子供たちとスポーツやさまざまな学びや遊びを通して仲良くなれるように。
福島、岩手、宮城、決して忘れることができない経験をした子供たちの交流の場として、この列車に役立ってほしい、それが私たち岩手未来機構の願いなのです。




青森の操車場から、廃棄処分になる運命を逃れて、盛岡貨物ターミナル駅に運ばれてきた日の日本海号。
(2013年3月19日撮影)
もう二度と線路の上を走ることはないと思いながら見た気持ちは忘れられません。

このような経緯で、私たち岩手未来機構は、3両のブルートレイン「日本海号」を 岩手県岩泉町へ寄贈することとなりましたが、岩泉町への鉄道は2014年4月1日で廃線となったため、この列車を移送するためには、約70kmの長い山道を 大型トレーラーに乗せて運ぶという大がかりな輸送を行わなければなりませんでした。
私たちはこうして運ばれた、3両のブルートレインの移送費用を工面するため、今も応援募金をお願いしております。


列車プロジェクトへのご支援
郵便局  振替口座 02250-7-135831 列車サポーター募金(レッシャサポーターボキン)
ゆうちょ銀行 二二九(ニニキュウ)店(229)当座 0135831 列車サポーター募金 
でもお振込可能です。

 
   

皆様の応援 どうぞ宜しくお願い致します。

バナー




NPO法人 岩手未来機構

〒020−0021
岩手県盛岡市中央通1丁目5-8 ライオンズマンション202

・TEL 019−613−7781
・FAX 019−613−7781
・E-MAIL    iwatemiraikiko@lime.ocn.ne.jp
・アメブロ http://ameblo.jp/iwatemiraikiko/









  • メールアドレス  iwatemiraikiko@lime.ocn.ne.jp TEL&FAX 019-613-7781


アクセスカウンター